地域活性化人材育成事業 SPARC

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令和6年12月5日(木)、山口大学DX教育研究会『心理学からみた「ひと」と「まち」の豊かさをもたらすウェルビーイング』を開催しました

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令和6年12月5日(木)に山口大学DX教育研究会を、山口大学吉田キャンパスの大学会館で開催しました。DX教育研究会は、対面とオンラインのハイブリッド方式で開催し、地域の高等教育機関、行政機関及び企業等から約80名(うち、オンラインは45名)の参加がありました。

山口大学・山口県立大学・山口学芸大学の3大学は、令和4年8月に文部科学省「地域活性化人材育成事業~SPARC~」に採択され、「人間中心の視点からDXを実践し、ひとや地域の課題解決のために貢献できる人材(文系DX人材)」の育成を目指しています。本事業の一環として、令和7年4月1日に山口大学は「ひと・まち未来共創学環」を新設、また、山口県立大学は「国際文化学部」に情報社会学科を新設するとともに、国際文化学科及び文化創造学科の教育課程を新たに再編します。

「ひと・まち未来共創学環」では、心理学、社会科学、デジタル技術を学び、心やまちの豊かさ(ウェルビーイング)の観点から、ひとや地域の課題を発見・解決し、新たな価値の創出ができる「文系DX人材」を養成することから、この度は、心理学分野に焦点を当てて『心理学からみた「ひと」と「まち」の豊かさをもたらすウェルビーイング』をテーマとして、昨年度の社会科学分野にテーマをおいた開催に引き続き、第2回目となる山口大学DX教育研究会を開催しました。

講演1では、神戸学院大学心理学部講師 岡村 心平 氏から、「道化師になることから見たウェルビーイング」と題し、ユーモアの機能、道化師(クラウン)の歴史や役割等の概要、クラウニングの実践例及びウェルビーイングの諸側面等の説明があり、最後に、道化師(クラウン)になる課程(過程)は、自身の欠点や弱点を愛すべき個性として際立たせ、まさにその人の内側から引き出された魅力に変える営みで、弱点や欠点が個性や魅力になる過程には、他者との相互交流や笑いが必要であり、これはウェルビーイングの要素における「他者との良好な関係(Relationship)」であるとの締め括りがありました。

講演2では、山口大学理事・副学長 松野 浩嗣 氏から、令和7年4月に設置する「ひと・まち未来共創学環」の養成する人材像、ウェルビーイング指標、ウェルビーイングと心理学の関係についての解説があり、加えて新しい学環の教育課程における心理学・行動科学分野の位置づけについて説明がありました。

学生発表では、山口大学大学院教育学研究科在学中のお二人から、「第三者の居場所とWell-being」、「楽しみとウェルビーイング」というテーマで発表があり、大学院での研究活動の一端を垣間見ることができました。

3大学では、シンポジウムの開催やFD活動等、今後も事業の広報・普及活動に取り組んで参りますので、機会がありましたら、是非、ご参加ください。

講演をする神戸学院大学心理学部講師 岡村 心平 氏

講演をする山口大学理事・副学長 松野 浩嗣 氏

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