令和7年7月15日(火)、SPARC「地域発DXシンポジウム~人材とDXで山口から新たな価値の創出を~」シンポジウムを開催しました
- 取り組み
令和7年7月15日(火)、山口市のKDDI維新ホールにて「地域発DXシンポジウム~人材とDXで山口から新たな価値の創出を~」を開催しました。DX人材育成や、DXの取り組みに関心のある企業、自治体、教育機関等から約350名(うちオンライン120名)にご参加いただきました。
山口大学、山口県立大学、山口学芸大学の3大学は、令和4年度に文部科学省の「地域活性化人材育成事業(SPARC)」に採択され、地域社会の活性化に貢献する「文系DX人材」を養成する教育プログラムの構築に取り組んでいます。
今年度からは、山口大学「ひと・まち未来共創学環」および山口県立大学「情報社会学科」に第1期生が入学し、文系DX教育養成プログラムが本格的にスタートしました。
今回の開催は、令和5年5月のキックオフシンポジウムから数えて3回目となり、事業期間の中間地点にあたります。これまでの取り組みを振り返り、参加者の皆様と事業の進捗状況を共有するとともに、今後の展開に向けたご意見を伺う貴重な機会となりました。
パネルディスカッション「大学によるDXのリカレント教育」では、山口大学がこれまでに開講した技術経営(MOT)講座やデータサイエンス技術マスター講座などのリカレント教育プログラム受講者に登壇いただき、社会人として学び直す動機や意義、受講前後の変化、仕事との両立やモチベーション維持の工夫について、具体的な経験談が共有されました。
パネルディスカッション「課題解決型学習(PBL)を通した大学と地域との連携」では、 地域企業や行政と連携して実施されたPBL授業の事例が紹介されました。企業からは、DX推進への取り組みや成果、学生との連携への期待が語られました。
シンポジウム後半では、「DXのリカレント教育」と「DXを織り込んだPBL」の2つのテーマで6つのテーブルに分かれ、クロストークを実施しました。大学教員から検討中のカリキュラム等を紹介し、参加者の皆様から直接、貴重なご意見やご要望を伺い、今後の取り組みの方向性を探る上で非常に有益な時間となりました。
山口大学、山口県立大学、山口学芸大学では、今回のシンポジウムを地域活性化人材育成に向けた「第2のキックオフ」と位置付けております。皆様からいただいたご意見を基に、地域社会との連携を一層深め、DXによる地域活性化のための人材育成の取り組みをさらに加速、発展させてまいります。