地域活性化人材育成事業 SPARC

取り組み

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プロジェクトの概要

1.山口大学 ひと・まち共創学環(仮称)(学部等連係課程)の新設(令和7年4月設置予定)

教育プログラムの再構築に関する基本的な考え方

学部等連係課程による分野横断的な教育の実現のための組織

山口大学が本事業で行う教育プログラムは、総合大学として保有する教育資源を組み合わせなければ実施できません。特に人間科学系リソースの再配置と一部理系学部の連携による新しい教育課程の設置が必要です。そこで、本学では大学設置基準の一部改正に伴い可能となった“学部等連係課程実施基本組織”として「ひと・まち共創学環(仮称)」を設置し、人文学部、教育学部、経済学部、理学部、医学部、国際総合科学部の緊密な連携の下、本事業で実施する SPARC 教育プログラムを活用した分野横断的な教育を展開します。

新しい教育プログラムの目的

「ひとや地域(まち・文化・教育)の well-being に貢献する文系 DX 人材」に必要な資質・能力を SPARC 教育プログラムで身に付けます。加えて、社会の様々な場面での人間の心や行動についての深い理解と、データサイエンスの知識を強化するとともに、地域社会の仕組みなどを理解・分析できる社会学などを学際的に学びます。それによって課題の解決のためにデジタル技術や AI 技術などを活かすプロセスを提示できる人材を育成します。以上のような「人間の心理・行動の理解と地域社会に対する分析力を基礎として地域課題の発見と解決ができる文系 DX 人材」を総合的に育成する教育プログラムを再構築します。

山口大学の取り組み一覧

2.山口県立大学 国際文化学部の再編(令和7年4月設置予定)

教育プログラムの再構築に関する基本的な考え方

新しい教育プログラムを実施する背景・目的とそのための学部再編

現在の地域課題解決のためには、データと人間生活や人間社会を結び付け、人間の健康で文化的な生活の質向上(Quality of Life)の観点から、生活者の視点に立って地域社会の活動を分析し、地域の課題発見・課題解決につなげる文系 DX人材が必要です。多様な人材がチームを組んで課題解決に取り組む現代の企業・組織活動においては、人間活動を工学や経済・経営の観点からだけでなく、新たな文化的価値創出や感性・幸福度等の観点から分析・発信できる人材が必要となり、そのための新しい教育プログラムを構築します。
そのため、「国際文化学部」を再編し、従来の人文系国際文化学の強みを維持しながら、入り口となる高大接続教育から、基盤となる数理的なマインドやデータサイエンス・DX 教育・社会学系科目・情報活用力や行動力、デザイン思考力の強化、出口となる産学公金コンソーシアムとの地域課題解決PBLまでを見通した専門教育を再構築します。 国際文化学科と文化創造学科のカリキュラムを見直すとともに、新たに情報文化学科(仮称)の新設を行い、専門力や実践力を身に付ける教育プログラムとします。

新しい教育プログラムの目的

「ひとや地域(まち・文化・教育)のウェルビーイング(well-being)に貢献する文系 DX 人材」 に必要な資質・能力を SPARC 教育プログラムで身に付け、さらに、国際コミュニケーションの現場や地域課題解決、地域社会のグローバル化や多文化共生、地域文化の世界に向けた発信などに向けてデジタル技術やAI 技術などを活かすプロセスを提示できる専門性を身につけた人材を育成します。「地域社会の未来をリデザインし、人々の暮らしの DX 推進に貢献できる人材」を総合的に育成する教育プログラムへと再構築します。

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3.山口学芸大学 小・中STEAM人材育成コース(仮称)の新設(令和8年4月開始予定)

教育プログラムの再構築に関する基本的な考え方

Society5.0 に生きる子ども達のための教員の養成

現在の教員養成においては、GIGA スクール構想が加速化するなか、個別最適な学びと協働的な学びを実現しつつ、来る Society5.0 時代に備え、今後これに適応した教育を実施できる教員の養成が求められています。このような教員を輩出するためには、新しい発想力や視点、総合的・俯瞰的にものごとを捉える力、多様な角度からアプローチできる柔軟性など、文理横断的な資質・能力の育成が重要です。

新しい教員養成プログラムの開発

本事業で実施される SPARC 教育プログラムに参画し、STEAM人材育成の連携開設科目によって「S」「T」「E」「M」を充足することにより、将来の地域のDX推進に貢献できる STEAM人材を育成する新たな教員養成プログラム「小・中 STEAM人材育成コース(仮称)」を開設します。SPARC 教育プログラムの「DX による地域課題解決(PBL)」の受講により、このコースの学生に、STEAM の素養に併せて DX の心得をもつ、課題解決学習の実践的指導力の高い教員の輩出につなげることが見込まれます。

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